広島県内の最新の地価調査結果がまとまりました。住宅地は3年連続、商業地は5年連続で上昇しています。

地価調査は7月1日時点で、県内421か所を対象に実施されました。

住宅地の最高価格は19年連続で広島市中区の白島中町。1平方メートルあたり57万8千円となりました。

住宅値で好調は場所は

住宅地で地価変動率の県内平均値はプラス0.5%で、3年連続で上昇しました。

小林康秀キャスター
「特に好調なのは、広島市南区段原3丁目でした。再開発が進む広島駅へのアクセスが良く、区画整理も進んだ場所です。利便性の高さと住環境の良さが評価され、住宅地として県内トップの上昇率7.1%でした」

広島駅の再開発効果は商業地も

広島駅の再開発効果は、商業地でも見られています。

小林康秀キャスター
「JR広島駅前の京橋町です。路面電車の『駅前大橋ルート』整備や新駅ビル『ミナモア』開業の波及効果が大きく、商業地の地価を強力に牽引しています」

上昇率のトップは南区京橋町の「WAKO広島駅前ビル」で、プラス15.9%でした。

商業地の最高価格は

商業地の平均変動率はプラス1.7%で、は県全体でも5年連続で上昇しました。

最高価格は41年連続で広島市中区本通の金正堂ビルで、1平方メートルあたり353万円です。

小林康秀キャスター
「アーケード街というのは、容積率いっぱいに建てて収益を上げるエリアではなく1・2階が収益の中心です。地価の上昇率は緩やかですが、人通りが多く、地価は上昇基調だと言います」

広島の地価 今後の見通しは

今回の地価調査を担当した三宅さんに、今後の見通しを聞きました。

三宅功 県地価調査鑑定調査員
「再開発続いてますので、例えばカミハチクロスなどが来年できたりすると、そこに賑わいが生まれて、集客力も生まれて、収益性も上がってくると思いますので、地価水準としては上昇傾向は続くとは思います」

2つの注意すべき点

一方で、三宅さんは注意して見なければいけない点を二つあげました。

まずは「金利の上昇」です。

三宅功 県地価調査鑑定調査員
「若年ファミリー層、40年ローンとかで買えてた人たちが、なかなか買えなくなってくる。不動産としては、下落圧力につながってくるのかなと」

もう一つの注意点は

もう一つは資材高騰です。

三宅功 県地価調査鑑定調査員
「分譲マンションの単価というのは、そんなに上げるわけにいかない中で、建築費ばかりがあがってくると、どうしても土地の仕入れというのは、今まで買えてたものが買えない。地価の上昇率を縮減していく可能性は十分に考えられます」

また三宅さんは「古い住宅団地など郊外などは少子高齢化を背景に需要がなく下落傾向が続いていて、今後も都市部と周辺での二極化傾向は続く」と話していました。