10月から始まる劇団四季のミュージカル『マンマ・ミーア!』のステージが設営されています。

広島市中区にある上野学園ホールでは、大がかりな設営作業が9日から始まっています。

『マンマ・ミーア!』は、ABBAのヒットソング22曲で構成される大ヒットミュージカルで、シングルマザーのドナとその娘ソフィ、そして母親の元恋人達などの自由で多様な生き方を描く物語です。

その世界観を描くため・・・舞台設営はどんな規模?

今回運び込まれた舞台設備は、11tトラックで27台分。照明の機材だけで151台。それらを組み立てる専属スタッフは総勢50人。それでも、劇団四季の演目の中では、「セットはかなりシンプル」だということです。

劇団四季 技術部 田口瑠風舞台監督
「抽象表現に近いセットであったりとか、照明であったりとか、そういう演出に近いものになってますので、だからこそそれぞれで全然違う見え方がしてくるので、そういった意味ですごい多彩な、広がる作品なのかなと思ってます」

シンプルながら、本格的。例えば、舞台はエーゲ海に浮かぶ島、という設定のため、ドアノブは錆させています。

こだわりの音響と照明は、物語が終わった後の、「ステージと客席との一体感」を演出するためでもあります。

「ステージと客席の一体感」って・・・? ライブ並みの音響・照明の意味

劇団四季 技術部 田口瑠風舞台監督
「そこからは音響的にも照明的にも、ライブコンサートのような、いわゆるムービングがブンブン、ブンブンしだすような。で、お客さんの方にも照明がピカーって当たってワーッてくるような。横の人にぶつからなければ大丈夫ですので。しっかりこう俳優と一緒に踊っていただけたら、多分もうエネルギーにちゃんと満ち溢れて劇場を出ることができるんじゃないかなと思います」

設営スタッフは、シルバーウィークもほぼ休みなく作業にあたり、29日からは、出演者達の舞台稽古が可能になるということです。

広島では16年ぶり2回目のロングラン公演は、10月4日に開幕します。