気象庁発表の「アジア太平洋域」の天気図では、7月1日(水)の午前9時に、「熱帯低気圧(TD)」が現れています。マーシャル諸島付近とフィリピン付近の2か所で予想されています。フィリピン付近の渦は、ここ数日、熱帯低気圧になるかならないか、予想が更新されるごとに変化しています。

予想結果の一つとして、雨と風のシミュレーションを見ると、マーシャル諸島付近で発生が予想される「熱帯低気圧」は、北西方向に進み、来週には、沖縄の先島諸島方面に向かっています。黄色や赤色の強雨域をともなっています。台風に発達するかは不確実ですが、本州付近に停滞する梅雨前線を刺激して大雨になるおそれもあります。

【画像で確認】やっぱり「台風のたまご=(TD)熱帯低気圧」ダブルで発生か 日本の南海上に影響 7月11日(金)までの雨・風シミュレーション

台風の発生数は平年の2倍 エルニーニョとの関係性は? 

「台風(TS=TROPICAL STORM)」は、中心付近の最大風速が34ノット(17.2 m/s)以上の熱帯じょう乱のことです。

30日時点で、ことし発生した台風の数は「8個」で平年の約2倍となっています。気象庁は先日、約2年ぶりに「エルニーニョが発生していると見られる」と発表したばかりです。一般的に、台風の寿命が長くなる傾向があります。

〈エルニーニョ発生時に見られる傾向〉
・台風の発生位置が、平常時に比べて平年では南東にずれる(夏と秋は南にずれる)。
・夏、最も発生した時の台風の中心気圧が、平常時より低い。
・台風の発生から消滅までの寿命が長くなる。

台風の発生数が増えるわけではないようですが、遠く離れた海域での動向も含め、最新の情報をチェックするようにしてください。