特殊詐欺の実行役をさせるため、男性を海外に行かせようとしたなどとして、会社役員の女など2人が再逮捕された事件で、警察は新たに長崎市に住む男を逮捕しました。

職業安定法違反と国外移送目的誘拐未遂の疑いで逮捕されたのは、長崎市に住む自称アルバイトの山口正剛容疑者(43)です。

「海外で稼げる」と勧誘

警察によりますと、山口容疑者は女2人などと共謀して、過去に女の会社に面接を受けに来た男性に「海外で稼げる仕事を紹介できる」などと電話で持ちかけリクルーターを紹介し、特殊詐欺のかけ子の業務内容を提示するなどした疑いが持たれています。

不審に思った男性が警察に相談したことから、未遂に終わったということです。

背景に"トクリュウ"か

警察の調べに対し、山口容疑者は「男性に電話をして海外派遣に関する話をした」と供述しているということです。

この事件を巡っては、会社役員の前原里帆被告と、無職の松本佑香被告が逮捕されていて、2人はすでに別の職業安定法違反の罪で起訴されています。

山口容疑者の役割はリクルーターとみられていて、警察は、事件の背景に匿名流動型犯罪グループが関わっているとみて調べています。