269回目も、向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
今回は、この時期にこどもの間で流行る「三大夏風邪」について伺いました。
「三大夏風邪」とは…
・ヘルパンギーナ
・手足口病
・プール熱(咽頭結膜熱) のことです。
これらは5歳以下のお子さんが感染するケースが多く、
6月から7月にかけて増えてきます。

1つ目は、ヘルパンギーナです。
ヘルパンギーナは、
突然の39度を超えるような高熱と、喉の奥に水ぶくれができるのが特徴です。
喉が痛くて唾液を飲み込むのも辛くなり、食事が摂れなくなってしまいます。
2日ほどで熱が下がりあまり長引きませんが、
症状から回復した後も、2 ~4週間の長期にわたり便の中にウイルスが排出されているため、排便後、おむつ替えの後などは手洗いを徹底しましょう。
まれに重症化として心臓や脳に炎症を起こします。
激しい頭痛、嘔吐がある場合は髄膜炎を疑います。

2つ目は、手足口病です。
手足口病は、その名の通り、手・足・口の中に水ぶくれのような発疹が出ます。
熱はあまり出ませんが、
5歳以下の乳幼児を中心に流行し、保育園や幼稚園などの集団生活をしている施設は注意が必要です。
乳幼児の集団生活施設内での感染の広がりを防ぐことは難しく、
これまで、ほとんどの人が子どもの間にかかって免疫をつけてきた感染症です。
熱がなくて元気であれば登園できる場合が多いですが、園のルールも確認しましょう。
3つ目は、プール熱です。
このプール熱は、アデノウイルス3型が悪さをします。
熱がとにかく高いのが特徴で、目が真っ赤になり、目ヤニが出ます。
こうした夏風邪のウイルスに効くワクチンや、特効薬はありません。
また、ウイルスが原因のため抗生物質も効果がないそうです。
免疫力が低下していると、大人も感染することがあります。
日ごろから生活リズムを整えて免疫力が低下しないようにしましょう。
まずは早寝早起き、そして朝ごはんをしっかり食べて、
ウイルスに負けない体づくりから始めてみましょうね。

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