268回目は、
向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
「流行のはしか」というテーマで伺いました。
そもそも日本は2015年3月27日、WHO西太平洋地域事務局より
「麻疹(はしか)の排除状態」にあると公式に認定されました。

”日本に、はしかはない”ということですが…ときどき流行ります。
その原因は、主に海外からの持ち込みです。
「すれ違っただけでも感染する」と言われるほどの強い感染力で、
海外からの持ち込みはもちろんのこと、国内の飲食店や学校、イベント会場などで「人から人へ」と感染が広がっている二次感染の広がり事例が確認されています 。
過去5年の推移をみると…
2020年〜2022年がコロナ禍の渡航制限で
年間6〜10例にとどまっていましたが、
2023年:28例
2024年:45例
2025年:245例
そして2026年は…
4月時点で299例と急激に増加しています。

はしかにかかると…
最初は約10日の潜伏期間のあと、咳や鼻水、目の充血といった
風邪のような症状から始まり、
その後、39度以上の高熱と全身の発疹が出ます 。
はしかに対する最強の武器は「ワクチン」です
ただ、日本のMRワクチン定期接種制度は時代によって大きく変わってきました。
現在、36歳から59歳の方、1990年4月1日以前に生まれた方は
定期接種制度の変更前で、1回しか接種を受けていない方が多くいます。
小児科でも、ワクチンを1歳になったら忘れないように打つことを推奨しています。
MRワクチンは1歳をすぎると自費になります。できるだけ接種しておきましょう。
また、長期留学したいとき、麻疹のワクチン打っていないと
海外に行けない場合もあります。
ワクチン接種は、みんなを守ることにもつながります。
母子手帳などで接種記録を確認してみて下さいね。

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