広島市安佐南区の荒谷川などから指針値を越える有機フッ素化合物=PFASが検出されている問題で、広島市は5日、飲用地下水から指針値超過が確認されたと明らかにしました。
この問題は今年3月、市民団体の調査結果を受けて広島市が荒谷川やその支川を調査したところ、4つの地点で指針値を超えるPFASが検出されたものです。
このときの調査では、最も高いところで、指針値(1Lあたり50ng)の28倍1400ng(ナノグラム)。最も下流の安川に合流する直前でも、160ng/Lが検出されていました。
その後、広島市は4月から5月にかけて、荒谷川周辺の302軒を対象に、地下水の利用状況を調査。そのうち飲用や生活用水として利用していた24軒で水質調査を実施しました。
飲用水や生活用水からも…
広島市によりますと、この24軒のうち、飲用水として使用していた10軒で最大1Lあたり140ngを検出。生活用水として使用していた3軒で最大120ng/Lを検出したということです。
市は、指針値を超えるPFASが検出された井戸水利用世帯に対して、飲用に適していないと注意を呼びかけています。一方で、飲用水の配布や上水道を整備する場合の助成を行う予定はないとしています。
市は今後、範囲を拡大して地下水の調査を実施するとともに、国に対して生活環境を守るための対応などについて要望していくとしています。
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