広島市は4日、沖合にある南区の似島を結ぶフェリーを維持するため、新しい船の導入や観光拠点を経由する便数を増やすなど、今後の方針を示しました。
末川徹記者
「フェリーは、1日に13往復しています。老朽化など、厳しい課題に直面しています」

広島港と似島を結ぶ唯一の航路、似島汽船のフェリー。船の修繕費や燃料費の高騰で、ここ数年、年間1000万円台の赤字経営が続いています。
観光客誘致・島内のアクセスも 課題は山積
広島市が開いた協議会では、航路の改善計画が発表され、国の補助制度の活用を軸に、数億円規模の新しい船を建造すること。土日・祝日の夜間の便数を減らす一方、宿泊施設の近くを経由する便を増やす案が示され、承認されました。
似島の人口は、現在600人あまり。半数以上が高齢者で、船を利用する人も減少の一途をたどっています。観光客の呼び込みや、島内でのアクセス改善も、航路の維持に欠かせません。

似島町内会 住田健治会長
「活性化しないと次のステップにいけない。外から呼んでこないと打開策にはならない」
「このままだと全滅する」重油高に悲痛な訴え

似島汽船のフェリーは、1日約1トンの重油を使いますが、中東情勢による影響も深刻です。
似島汽船 浜本義幸代表取締役
「運転資金がショートする。今月の重油価格でいくと(年間)1500万円増もあり得る。このままだと、ほかの航路も全滅する」
広島市は、利用者などへの意見も募り、計画に反映する方針です。

















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