6月が始まりましたが、家計を直撃する「値上げ」のニュースです。帝国データバンクの調査によりますと、6月値上げされる食品は、1078品目。分野別では「調味料」が最も多く、納豆製品や即席麺など「加工食品」が続きます。原材料の高騰に加え、中東情勢の緊迫化による影響が影を落としています。
「コンビニだと1000円以上かかる…」物価高の強い味方に客が殺到

こうした中、少しでも出費を抑えようと、広島市南区にある生鮮スーパー「たかもり」には、連日多くの買い物客が詰めかけています。
来店していた女性客
「テレビで見て、たかもりがすごく安くて…一回行ってみようかなと。食費はどうしても必要なので」
弁当を買いに来た男性客
「コンビニだと、お腹いっぱい食べようと思ったら1000円以上かかる。きょうはチキンカツ弁当。ボリューミー。これだけでお腹いっぱいになる。たかもりには500円切るような弁当もたくさんあるので最高の味方」

「たかもり」では、仕入れ値が高騰している鶏肉を使いながらも、人気の「チキン南蛮」や「チキンカツ弁当」などの販売価格は引き上げていません。しかし、限界を感じているといいます。
生鮮スーパーたかもり 伊木英人副社長
「4月・5月・6月も値上げで、またかという感じ。原価がどんどん上がっている中で、安く売るっていうことは誰かが我慢しているということ。消費者にもある程度、分かってもらわないといけないなっていうとこですね」
深刻な「ナフサショック」…容器など仕入れ値が4割アップ

伊木副社長は石油製品の値上げで、中小の小売店へのさらなる打撃を懸念しています。
生鮮スーパーたかもり・伊木英人副社長
「トレーやラップなどは顕著に上がっている。5月で4割アップしたのが、また6月1割アップという仕入れになっている。もう売価に転嫁していかないと難しいという気はしている。値段が上がった分、品質も上がっているというところに持っていきたい」
ナフサショックによるトレーや容器の高騰など、中東情勢の悪化を背景にした値上げは「22.7%」を占めます。
帝国データバンク広島支店情報部・牧秀樹副部長
「7月も値上げ品目が多い。ナフサ不足も含めた価格転嫁を打ち出しているとみている。特に夏以降、ペットボトルなど飲料分も反映されるので、7月・8月以降の値上げはより懸念される」
しばらく続く値上げの波。誰もが工夫を強いられる日々が続きそうです。
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