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AIで原爆の体験を継承「被爆証言応答装置」初めて学校で体験会 広島市が5台製作 来年度中の本格運用目指して改善点探る

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AIを活用して被爆体験を伝える「被爆証言応答装置」の体験会が初めて、広島市内の学校で開かれました。

生徒
「八幡さんの思う平和とは何ですか」
被爆者 八幡照子さん(撮影時87)
「世界のみんなが幸せと思える日々」

広島女学院中学高等学校に持ち込まれた「被爆証言応答装置」です。

高齢化する被爆者の体験を継承するため、広島市が5人の被爆者の協力を得て、事前に1人200を超える一問一答のインタビューを収録。装置は5台製作しました。

市は装置の使いやすさや改善点を探ろうと、初めて学校で体験会を開きました。

被爆者 内藤愼吾さん(撮影時85)
「こんにちは、内藤と申します」

証言者を選ぶとスクリーンに、ほぼ等身大の被爆者が映し出されます。やりとりは対話形式で、マイクボタンを押しながら自由に質問すると、AIが適切な回答を選んで再生する仕組みです。

生徒
「どんなことを世界に発信していきますか?」
被爆者 切明千枝子さん(撮影時95)
「核兵器で殺し合いをしていたら人類は滅亡する」

広島女学院中学3年
「コンピューターというかAIって感じがすると思っていたけど伝わりやすくてよかったです」
広島女学院中学2年
「本当に被爆者の方と会話している気分になりました」
広島女学院高校2年
「英語だけでなくて色んな言語に対応するとか、手話とかもあるので、そういう機能がもっと増えたらいい」

広島市は今後も学校での体験会を開き、来年度中の本格運用を目指すことにしています。

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