日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。これに合わせて、広島の「酒どころ」東広島市で、麹をつくる作業が公開されました。
「伝統的酒造り」の登録決定を受けて、東広島市役所では、5日朝から電光掲示板での表示や庁舎内での展示を行っています。9日には、酒造メーカーや関係者などを集め「お祝い会」を予定しています。
また酒類総合研究所では、「伝統的酒造り」の作業が公開されました。5日は、30度以上に保たれた麹室で、蒸した酒米に麹菌を混ぜ合わせてできた麹が、温度が上がりすぎないよう小分けにする「盛り」と呼ばれる作業です。
酒類総合研究所 阿久津武広 副部門長
「一般的に手袋をつけるが、以前は、感覚を重視する観点から手でやらせていただいています。明日の午後1時まで、つきっきりです」
ユネスコの無形文化遺産に登録が決まった日本の「伝統的酒造り」は、各地の気候風土に合わせて築かれてきた日本酒や焼酎、泡盛などをつくる技術です。国内では「歌舞伎」や「和食」などがすでに無形文化遺産に登録されています。
酒類総合研究所 福田央 理事長
「国内はもとより、海外の人にも日本酒に関心を持ってもらって、嗜んでいただくきっかけになれば」
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