RCCは、きのう(4月26日)午後4時半から開局70年企画「広島大家族。プロジェクト」「RCCSCHOOL」の「#湯崎知事と語ってみた」を行いました。これは、広島県とのコラボ企画で実施するもので、なかなか接点のない湯崎県知事と広島県内の高校生が話をする機会を設け、高校生たちの生の声を届けて知事から意見を聞きます。未来を担う高校生がどんなことを考え、どんなことに真剣に取り組んでいるかを聞き、広島に暮らすことについて一緒に考えます。
第一回のきのうは、県内の高校生6人が参加して湯崎知事に聞いてみたいことをそれぞれ発表しました。
広島学院高校3年生の沖本英太郎さんは、魅力的な県にするために、県が抱える問題点と施策を自前の資料でプレゼンしました。内容は、県の人口減少と若い人が遊べる場所がないこと。
知事からは、「テーマパークはないかもしれないが、例えばテニスをするなら広島は東京に比べて容易にコートがとることができる。プレジャーボートの係留費用は10倍以上違う。それぞれの県の魅力に対する価値観を尊重しつつ、広島を好きになってもらえれば」という意見がでました。
広陵高校2年生の掛川碧生さんは、幼少期から大好きな神楽について熱弁。昨年入った神楽団で、初舞台に向けて猛練習中で口上と舞いを披露してくれました。
知事は、「広島にとって、神楽はまちがいなく重要な伝統文化」とした上で、メキシコで神楽を上演した際も人気が高かったエピソードを交え、今後も広島の神楽を海外にも広めていきたいと話しました。
大竹高校3年生の藤川琴美さんと佐々木笑花さんは、大竹駅でマナー向上と事故に対する注意を呼びかける構内放送を日本語・英語・中国語・韓国語で収録した活動を報告し、知事には、多くの外国の方が広島にもっと訪れるためにはどうすればいいかを質問しました。
知事は「海外からの訪問客に対して、楽しんでもらいたい。不便にならないよう困っていることをなくし、必要だと思うことを実現してあげることが、本当のおもてなし」と答えました。また、20年後、30年後の広島のビジョンについて、「しっかり働く場所があることが大事、また時代に対応していかないといけない。イノベーション立県、新しい価値が生まれる県にしていきたい」と力強く訴えました。
祇園北高校3年生の室元俊太朗さんと鈴木菜々美さんは、ベースボールトラッカーというデータ解析アプリを用いて、野球部投手の投球データを分析。「本校エースピッチャーは高めの球の被打率は0.000」だという研究結果を示し、高めを攻めることで準優勝につながったと話しました。
知事には、データを使ってやってみたいことはあるか を質問しました。
知事は「EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)というものがあり、 証拠に基づく政策決定を県庁で進めている。証拠とはデータのことであり、例えば、がん検診で、このような働きかけをおこなったら検診率が上がった などがある。」という話をしました。
最後に、湯崎知事から高校生に向けてエールが送られました。
「できること、やりたいことを精一杯やる。それが人生を作っていく」。
参加した生徒に感想を聞きました。
〇湯崎知事と実際に会ってお話するのは初めてで緊張しましたが、いろんな高校生の行っていることなどが聞けて楽しかったです。笑顔であふれた番組だったので、思っていたよりも緊張することなく湯崎知事と話せてとても良い経験になりました。
〇私たちが行った活動が報告できて嬉しかったです。また、他の学校の方の考えていることや活動されていることを見て、聞けて、いい刺激になりました。湯崎知事からこれからの広島のビジョンを聞けて将来が楽しみになりました。
ということです。
「#湯崎知事と語ってみた」は今後、4回計画しています。次回は、6月9日に東広島市で開催予定です。参加者を募集しています。
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