連日お伝えしている新しい広島駅ビルの動き…。広島駅ビルの特色ともいえる場所です。広島電鉄が乗り入れる、中央アトリウム空間が公開されました。
小林康秀キャスター
「JR広島駅自由通路の南側に新しい駅ビルの中央アトリウム空間、この駅ビルのメインともなる場所が、ほぼ出来上がりました。路面電車が乗り入れる場所です。看板の設置作業など行なわれていて最終段階です。そして遠くまで見通せて、来訪者にとって印象に残る場所になるのではないでしょうか」
広さは幅30メートル、奥行き50メートル。駅ビルの2階から5階の一部が、高さ20メートルの吹き抜けになっています。
中央アトリウム空間の3階にある橋の上からはよく見下ろせます。幅30メートルのアトリウム空間、広島電鉄は高架から駅に入ると、線路は4つに分かれます。3本はよく見えますが、残りの1本は中央の奥の、Cの看板が書いてあるあたりにあります。短い車両がはそこに停車できます」
改札は設けず、南北自由通路や商業施設の ミナモアとスムーズに行き来することができます。広島電鉄によりますと、乗り入れはことし夏になる予定だということです。
広島電鉄 塩田健順 駅前プロジェクト推進部長
「この空間に路面電車が乗り入れてくる姿が、広島の新たな象徴となるように期待をしている」
そして今回初めて公開されたのが、雁木テラスです。座って、広島電鉄が到着する様子、出発する様子をじっくりと眺めることができます。新しい広島の名所・スポットになりそうです。
この空間は広島市とJR西日本と広島電鉄で工事を進めました。柱やタイルなどのデザインを統一するため、3者は話し合いを重ねたそうです。
最も特徴的なデザインとして、天井や壁は、「広島の川の水面」をイメージしたものにしました。天井は映り込みがあり、人が動いたり車が動いたりすると揺らいでいるように見えます。
JR西日本広島駅ビル工事所 伊豫田裕所長
「川の水面は中を泳いでいる魚、そして背景に映る建物、そういったものがあって初めて完成します。是非皆さんにお越し頂いて、この風景を完成させて頂ければと思います」
中央アトリウム空間は、ミナモアの開業と同じ24日に開放されます。
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