料金の見直しを検討している広島高速道路公社が、新たな料金案に対する利用者アンケートの結果を明らかにしました。

トンネルや高架など道路の構造によって距離あたりの料金が大きく異なる広島高速。区間によって料金に大きな開きがあるため、より公平な料金体系への見直しが検討されています。

具体的な料金案の例は?

公社が示した新たな料金案では、全線が高架の高速3号線で仁保から観音までの料金が200円下がるのに対し、高架部のない高速1号線では、馬木から間所までの料金が150円上がります。

新料金案と現行料金の差額(広島高速道路公社作成)

6日に開かれた公社と有識者による「料金等調査会」では、利用者から寄せられたアンケート結果が示されました。

「不公平解消の観点から納得できる」といった意見があった一方で、1号線の利用者からは「値上げ幅が大きすぎる」といった、否定的な意見も多く寄せられました。

有識者「激変緩和措置の拡充」など公社に提案

委員からは、料金案の考え方について概ね賛同する一方、市民への丁寧な説明や、急激な負担増を抑える「激変緩和措置」の拡充を求める意見が出されました。

橘洋介委員(広島修道大学教授)
「1号線に関して、もちろん沿線住民にデメリットであることはわかる一方で、他の地区より先行開業しているので、便益を受けてきたという側面もあわせて考える必要がある」

下山克彦委員(中国新聞社常務)
「料金が160%上がる温品ー間所は、激変緩和措置の期間延長や割引率の調整を検討すべき」

広島高速道路公社は委員の提案を踏まえて再検討し、年内に案を取りまとめたい考えです。

現行料金(広島高速道路公社作成資料)

新料金案(広島高速道路公社作成資料)