警察官をかたる人物から、広島県呉市の男性が2億円あまりの暗号資産をだまし取られた事件で、広島県警は4日、東京都北区十条仲原に住む、無職の男(30)を詐欺の疑いで逮捕しました。

この事件は、呉市の男性(70代)が警察官をかたる人物から「詐欺グループの一件にあなたが関わっている」「取引を分析するので、あなたの資産を暗号資産に変えて送金する必要がある」など言われ、2億267万円相当の暗号資産をだまし取られたものです。

これまでに、電話番号を偽装する「電話交換機」の設置を準備するなどしたとして大阪府の飲食店従業員の男(31)と、電話交換機の発送に関与したとして、大阪府の風俗店従業員の女(33)の「道具屋」とみられる2人が、詐欺の疑いで逮捕されていました。

「電話交換機」を使った特殊詐欺事件は全国で多数発生

今回逮捕された男も「道具屋」とみられていて、電話交換機の発送に関与した疑いがあるという事です。

警察の調べに対し、男は「知りません」と容疑を否認しているということです。

警察は、これまでに逮捕された3人以外にも、事件に関わった容疑者がいるとみて捜査を進めています。

さらに、設置された「電話交換機」を使った特殊詐欺事件は、これまでに全国で約90件発生していて、被害額は7億3000万円ほどに上り、事件の全容解明に向けても捜査をしています。