7月に発生した熊本地震。真夏の被災で課題になったのが「水」の確保です。廿日市市の小学校で、防災について学ぶ授業がありました。

廿日市市の宮園小学校で開かれた防災授業。広島市の自動車販売会社で、災害用浄水器も開発する「サンボレ」が講師を務め、児童たちに災害時の「水」の大切さを伝えました。

サンボレは熊本地震で断水した八代市などで、プールの水を浄水し、被災者を支援しました。

サンボレ 箱田丈明さん
「この水飲めるようになると思う?
児童たち
「飲めない!」
サンボレ 箱田丈明さん
「水質検査で適合。飲み水として合格した」
児童たち
「えー!」

災害用浄水器 1日20トン以上の水を浄化 プールの水を被災地の「生活用水」に

災害用浄水器「あかり」は1日20トン以上の水を浄化して、「生活用水」として提供することができます。

被災後の停電に備え、ソーラーパネルや手動でも動かすことができます。児童たちも実際に体験しました。

体験する男子児童
「ハンドルが重い…」
4つのフィルターで浄化された水は、シャワーやトイレ、掃除などに利用できます。
別の男子児童
「濁った水が、浄水器を使うときれいになるのですごい」
女子児童
「水がないと生きていけない。大切に水を使おうと思った」

被災後の水の安定確保 ”災害関連死”を防ぐために…

10年前の熊本地震では、犠牲者の8割が「直接死」ではなく、「災害関連死」でした。

被災後に「水」を安定的に確保することは、健康を保ち「災害関連死」を防ぐ上でも重要です。

サンボレの小田社長は、西日本豪雨など被災地で土砂にまみれた車の回収に関わる中で、水の大切さに気がついたといいます。自動車販売の会社でありながら、防災事業にも力を入れ、被災者の支援を続けています。

サンボレ 小田修久社長
「『水を無駄遣いしない』というと、被災地でストレスや健康被害が出る。いつも通り朝昼晩歯磨きしたり、手を洗ったりしてもらえるように、水を作って届けることに挑戦していきたい」