酒に酔った状態で乗用車を運転した罪に問われていた元広島県警府中警察署の巡査・浜下雷馬被告(27)について、広島地裁は9日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、浜下被告は7月20日午前3時50分ごろ、アルコールの影響によって正常な運転ができないおそれがある状態で、広島市中区で乗用車を運転しました。

先月16日に行われた裁判で検察側は、拘禁刑10か月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

現職警察官の飲酒運転 広島地裁の判断は

9日の法廷

9日の判決で広島地裁の井上寛基裁判官は、「犯行後5時間半が経過した時点での血中アルコール濃度が1.08mg/ml(飲酒運転の基準値は0.3mg/ml)と相当量のアルコールを身体に保有した状態で運転していて、運転開始後すぐに乗用車を電柱に衝突させる事故を起こしている」と指摘。

浜下被告が酒に酔って運転した乗用車

その上で「犯行当時 現職の警察官であり、交通規律を遵守すべきことは当然であるにも関わらず、本件犯行に及んでいて、厳しい非難に値する」としました。

一方で、「被告人は本件犯行で広島県警から懲戒免職処分を受けていて、一定の社会的制裁を受けている」などとして、浜下被告に拘禁刑10か月 執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。