西日本豪雨の発生から6日で8年です。大雨に備えて、命を守る決意を新たにする日です。

8年前の7月6日、県内では住宅地が土石流に飲み込まれるなどして153人が犠牲となり、いまも5人の行方が分かっていません。

15人が亡くなった坂町小屋浦地区です。地元の小学生およそ50人が水害碑前に集まり、花を手向けたほか、犠牲者に黙祷を捧げました。

児童
「自分たちが防災をつなげてこのまちを守っていくということを誓いながら黙祷しました」

一方、毎年この日に行われる行方不明者の一斉捜索は週末からの雨で中止となりました。

町が主催した追悼集会には遺族も参列しました。

母と叔母を亡くした男性(64)
「8年はすごく早かった。建物が壊れただけでなく家族が亡くなったことは絶対に忘れない」

28人犠牲の広島市でも遺族が追悼 「災害の風化に危機感」

28人が犠牲になった広島市内でも遺族などが追悼の祈りを捧げました。

市内で最も犠牲者が多かった安芸区では、区役所に献花台が設置され、松井市長が花を手向けました。

家族が土石流に巻き込まれて亡くなったという40代の遺族代表があいさつし「災害の恐ろしさが忘れられていくようで危機感を感じる」と訴えました。

遺族代表(40代)
「年々、災害当時の記憶は薄れていくかもしれません。風化していくかもしれません。なかなか災害のことを思い出す機会はないかもしれません。でも私はそれを防ぎたいと考えています」

広島市 松井一実 市長
「まずは自らの命を守らないといけない、それを教訓にしてしっかりと次の世代に伝えなければと生き残った方がますます強く思っておられると実感しましてね」

災害に強いまちづくりに向けて松井市長は、「国や県と連携して道路や河川、砂防堰堤の整備に全力で取り組んできた。確実に成果は上がっている」と強調しました。

全国で大雨の災害が頻発するなか、教訓を継承することがますます重要となっています。