広島市南区の沖合に浮かぶ似島で、地元の小学生が歴史的なお菓子作りを通じて平和の大切さを学ぶ体験授業が行われました。
末川徹記者
「広島港からフェリーで20分の似島です。5年生が授業で訪れるのは、初めてです」

広島大学附属小学校の5年生は、似島の歴史と文化をテーマに学んでいて、今回の目的は、日本に初めて伝わった「バウムクーヘン」作りです。
なぜ平和学習でバウムクーヘン?日本での発祥地
第一次世界大戦時、似島の収容所にいたドイツ人の菓子職人カール・ユーハイムさんが1919年、現在の原爆ドームで開かれた展覧会で出品したのが日本での始まりとされています。100年前と同じ製法で、バウムクーヘン作りに挑戦です。
卵・砂糖・バターなどを混ぜた生地を、竹の棒に薄く塗って炭火でじっくり焼いていきます。休まず竹の棒を回し続ける作業が、1時間も続きました。

参加した生徒は「焦げ目をつけることが難しい」と苦戦しながらも、全員で「おいしくなれ!」と声を掛け合い、真剣な表情で取り組みました。
焼き上がった「平和の味」 8月6日の全校発表へ
焼き上がったバウムクーヘンから竹の棒を抜き取ると、きれいな年輪が現れました。自分たちで汗を流して焼き上げた伝統の味を頬張ると、子どもたちの顔に自然と笑みがこぼれました。

体験を終えた児童は「満足感がある。自分たちで作った方がおいしい」(似島は)かつて捕虜の収容所だったけれど、いまは自然がいっぱいで開放感がある。平和っていいなと思った」と、島の歴史と現在の姿を肌で感じていました。
5年生は、今回の体験で感じたことを8月6日に全校児童に向けて発表します。

























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