ミャンマーの春の伝統行事「水かけ祭」は、今、全国全国各地で開かれています。なぜ、ミャンマーの祭りが日本で開かれるのでしょうか?

日本では現在、およそ16万人のミャンマー人が暮らしています。その多くは、2021年にミャンマーで起きた軍事クーデターの後に来日した人たちで、広島県内でも2400人ほどが暮らしています。
ミャンマーで何が起きているのか…。ふるさとを離れ、日本で暮らす人たちを取材したドキュメンタリー映画が、3月28日から広島でも上映されます。
映画のタイトルは、『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』。
日本で働くミャンマー人が、難民を支援し、祖国の民主化を支えようと、街頭で呼びかけたりデモを続けたりする様子が描かれます。
エィミィミィさん
「自分が家族と早く会いたいなら、自分の国を平和になるように、すぐやることです」
監督が注目する「利他主義」の文化
監督の土井敏邦さんは、中東パレスチナや原発事故が起きた福島など、ふるさとを追われた人たちを長年取材しているジャーナリストです。
かつて撮ったミャンマー人の映画の続編を準備していたところ、5年前、軍事クーデターが起きたために、テーマを変えて取り組んだと言います。
丁寧なインタビューからはミャンマーの人たちに共通する価値観が伝わってきます。
レーレールィンさん
「たまにはいいもの食べるのも大事なんですけど、その人生を送るよりは、助け合って、周りも幸せにしていった方が、自分が本当に幸せを感じるなって思ったんですよ。まぁ高級バッグを持って、高級な店で食べるのも『一瞬の幸せ』かもしれないけれども、『一生の幸せ』じゃないです」

土井敏邦監督
「自己本位で生きてきてる、自分たちとは違う価値観を持った人たちですよ。『利他主義』です。『利他主義』。彼らはそれを文化として持ってるんですよ。もう体に染み込んだものとして。つまり、困った人がいたら助けるのは当たり前でしょ、というね」
個人を通して知る、その国の問題
ミャンマーでは、軍事クーデター以降、全土で内戦状態が続いています。軍の空爆により犠牲となった民間人は、少なくとも7700人にのぼり、国連は、今年、ミャンマーで1200万人以上が飢餓に直面すると警告しています。

土井敏邦監督
「私はね、いわゆるミャンマー人、中国人、ベトナム人というパレスチナ人…人間をマスで見ている限り、その人の痛みがわかんないんですよ」
映画では、ミャンマーの現状が、在日ミャンマー人の声と支援活動を通して描かれます。また後半では、日本との関係も浮かび上がります。
土井敏邦監督
「人間は人間にしか関心ない。人間は問題に関心があるわけじゃない。なんでこの人はこんな発言。なんでこんな生き方をするんだろう。なぜなんだろうと思った時に、背景にあるその政治的な背景とかが見えて考える。それでいいと僕は思ってるんです」
映画「在日ミャンマー人わたしたちの自由」は、3月28日(土)から広島市西区の横川シネマで1週間上映されます。初日には、土井敏邦監督の舞台挨拶もあるということです。
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