広島市で6日、バスの運転手たちが技術やサービスを競う大会が開かれました。

大会は、JRバス中国の運転手およそ250人から選抜された11人が、日頃の業務で培った技術を競います。

路線バスや夜行バスなどを担当する、運転手歴6年目、広島支店の青木隆尚さんが挑むのは、車体感覚の問われる「タコつぼ」競技です。線に囲まれた円形と、パイロンに囲まれた四角形の「タコつぼ」に前進で入り、方向転換します。

車体の長さはおよそ11メートルあるのに対して、「タコつぼ」はたったの14メートル四方…。バスを慎重に動かしつつ、思い切りハンドルを回していきます。コツは「右と左のミラーで前タイヤをとにかく見ること」だそうです。

JRバス中国 青木隆尚さん
「日頃運行する中で狭隘箇所がかなりあるので、競技を生かして、日々の運行に取り組んでいきたい」

クランク走行の競技では、コースの難易度が高く、苦戦する運転手が続出。全長12メートルと内輪差の大きい貸切バスは、入る角度によっては前方をギリギリまで寄せても、後輪が引っかかってしまいます。

運転技術だけでなく、サービスや乗り心地なども競技の対象です。参加した運転手はアナウンスやサポートの必要な乗客への案内などを再確認していました。

JRバス中国 酒井俊臣社長
「運行で注意を要する所だとわかっていても、旅客を乗せて練習するわけにはいかないので、模擬的にそういった箇所を想定して訓練をすることで、より技能を正確なものにしていく」

JRバス中国は大会を通じて「運転技術と安全水準の更なる向上をはかりたい」としています。