「首都圏で学ぶ学生たちに広島での就職を考えてもらいたい」そう考える広島県があるワークショップを開きました。その内容は、広島の企業のキャッチコピーを考えるというものです。
「趣味はドライブ。夜よく行ったりしてます」。マツダの東京本社に14日、就職活動を控える首都圏の大学の学生など17人が集まりました。
広島県が企画したこのワークショップは、広島を代表する企業 マツダと広島銀行を通じて、広島で働くイメージを持ってもらおうというものです。
まずは両社の若手社員から業務内容を学びます。企業説明会とは違い座学では終わりません。さらに深掘りしてもらうために学生たちに課されたミッションが、この2社のキャッチコピー制作です。4つのグループに分かれて検討開始です。
若い世代に車を買ってもらうには…

マツダの高級SUV「CXー80」を若者に買ってもらう。そのためのキャッチコピーを考えることになったこのグループは、それぞれが考えた案を貼りだしてアレンジしていきます。
●大学生
「遊ぶ選択肢のひとつにクルマが入ったらいいんじゃない?と思って。だって遊ぶじゃん、私たち。遊園地とか行くじゃん。そのひとつに入れたらいいんじゃないかと思ったんですよ」
一方、東京タワーを見下ろす場所に陣取ったこちらのグループは、マツダ社員のアドバイスも受けますが…。なかなか苦戦の様子。
広島銀行の企業イメージがテーマのグループも若者の発想をひねり出します。
そして1時間半。選りすぐりの一案の発表です。
考え抜いたキャッチコピーは

●マツダ「CXー80」のキャッチフレーズを検討したグループ
「私たちのキャッチコピーとしましては、『スマートに弾けろ。』というものを作りました」「スマートというカッコよさと弾けるという明るいイメージ、対極のものを一緒に入れることで、カッコいいけど遊べるような弾けるようなイメージを伝えたくてこの言葉を選びました」
どんより悩んでいたグループもいいコピーができたようです。
●同じくマツダのキャッチフレーズを検討した別のグループ 「『私の笑顔とあなたのロマン』です。クルマを買う層の男性じゃなくて、女性、奥さん目線の視点から考えてみました」
学生たちはほぼ初対面でしたが、チームワークも生まれ、自慢のキャッチコピーを堂々と発表していました。
広島を就職先に考える学生も

●広島県出身の大学生
「広島県から離れてから、その魅力であったりそういうものを再発見したいという思いから参加しました。各企業が転出超過率など広島県が抱えている問題に対してどのように取り込んでいくかを感じることが出来たのでよかったです」
中には、修学旅行で訪ねた広島を気に入り、就職先として考える学生も。
●北海道出身の大学生
「広島愛がみんな共通してすごかったので、こういう県民愛があふれているところで私も働きたいなとあらためて思いました」
広島県の担当者も手応え

広島県の担当者は、就職活動の前段階のこれまでになかった取り組みに手応えを感じていました。
●ワークショップを企画した矢ヶ崎亮さん
「広島で何かしたいとか、広島で働きたいという思いを持っていただけたらなということで、まずは気持ちの醸成とか機運を高めていきたい」
全国ワーストレベルで人口の転出超過が続いている広島県。若者の定住対策が急務ですが、こうした地道な取り組みも続けていく考えです。

それぞれが考えたキャッチコピー案を張り出して方向性を考える大学生グループ

選りすぐりの一案をみんなの前で発表

なぜそのコピーにしたのか、他にどんな案があったのか。質問にも答えました。
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