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世界最大級の半導体展示会が東京で開催 広島の企業も技術を紹介 東広島市に生産拠点のマイクロンメモリジャパン「広島大学も近く人材育成の観点でも連携」

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スマホやパソコンなどに使われ、成長産業として期待される半導体。世界最大級の展示会が東京で開かれ、広島の企業も自慢の技術をアピールしました。

毎年東京で開かれている、半導体の国際展示会「セミコンジャパン」。

アメリカの大手、マイクロン・テクノロジーの日本法人「マイクロンメモリジャパン」など各社が、最先端技術を展示しました。

ことしは初めて、中国経済産業局の取りまとめで中四国で共同出展し、広島からは5つの企業が参加しました。

マイクロン社の工場は、東広島市にあります。データの一時記録に使うDRAMを展示し、ことし導入したEUVという最新技術で、次世代のDRAMの量産が可能になったとアピールしました。

マイクロンメモリジャパン 野坂耕太社長「最新技術は新しいパートナーが参入するきっかけになると思っていますし、この広島という土地が、最先端のDRAMを発信していく新たな位置づけになると考えております」

その他の広島の企業は、半導体や部品の製造工程で使われる技術を紹介しました。いずれも「縁の下の力持ち」として半導体業界を支えています。

マイクロン社とも取り引きがある、福山市のサンセイジェネリックもそのひとつ。自社で開発したプラズマ発生装置を売り込みました。

サンセイジェネリック 杉本彩夏社長「台湾であったり、韓国、中国、そうした海外の顧客ともたくさんお困りごとを共有していただいて、弊社でも力になれそうな話がたくさん来ましたので、これからしっかり仕事につなげていけたらといいなと」

このほか広島大学も参加して、企業が半導体の開発や試作に使用できる、共用設備の貸し出しサービスを紹介していました。

スマホやパソコン、生成AIなどに使われ、ますます重要度が増す半導体。日本のマイクロン社のトップは、広島のポテンシャルをこう見ています。

マイクロンメモリジャパン 野坂耕太社長「我々マイクロンの工場が東広島にあって、周りには既にたくさんのサプライヤー、エコシステムが整っています。それから広島大学が近いので、特に緊密に連携をとって話を進めることができますし、人材育成の観点でも密に連携をとって強固にしていくことを可能にしている場所だと思っています」

共同出展を取りまとめた中国経済産業局は、経済安全保障上極めて重要な半導体産業の振興に向けて、今後も企業を支援していきたいと話しています。

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