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焼け野原となった戦後の広島の街の復興とともにあったお好み焼…。
「お好みたべたい」は、作家・清水浩司さんによる関係者への取材とRCCに残る井畝満夫さんに関する資料などを基に構成・創作するオリジナルストーリーです。
清水さんが取材を通して知ったあんな話、こんな話をWEBコラム「お好み ひとくちメモ」にしました。
広島のお好み焼といえば「そば肉玉」。それまでのお好み焼にソバやうどんが入った瞬間、“広島風”が誕生したとみる人は多いようです。
そのきっかけを作ったのもみっちゃんですが、誕生のいきさつには諸説あります。
従業員のまかない飯だったという説。本人いわく「当時は鉄板が小さかったため、焼きそばをお好み焼の上に置いていた」という説。しかし関係者に話を聞くと、とある国際派映画スターがブレイク前の広島巡業時、「こういうのを作ってくれ」と言ってきたという話を教えてもらいました。実際今回のような会話があって、みっちゃんはお好み焼と焼きそばを重ねるアイデアを思い付いたのかもしれません。
その時にみっちゃんが連絡したのが「磯野製麺」でした。
磯野製麺の創業は昭和37(1962)年。当初は屋台用の中華そばの麺を作っていましたが、お好み焼人気の高まりと共にお好み専用生麵メーカーに変化しました。
ちなみに現在広島県内で生麺を使っているお好み店の6割は「いその麺」を使用。もちろん「みっちゃん」は最初からずっと、いその麺です。
(取材・執筆 清水浩司)

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