2月にTikTokで話題となった、広島市内の私立高校の校長先生が、また新たな取り組みを始めています。その気になる内容を取材してきました。
田村友里アナウンサー
「こんにちは。TikTok校長、何してるんですか?」
瀬戸内高校・桜が丘高校 安藤正晴校長
「メーク講座をやるので、私がまず見本で…」
瀬戸内高校と桜が丘高校の校長を務める、安藤正晴校長です。今年の1月末からTikTokで情報発信し、2ヶ月たらずで2万4000人以上のフォロワーを集めました。
TikTokの動画より
「TikTokのコメントで高校を変えよう 厳しい校則、つまらん授業、全部じゃ」
今回、TikTokに寄せられた全国からのコメントをうけて、メークの授業を行うことになりました。
田村友里アナウンサー
「高校生でメークが必要?」
安藤正晴校長
「ウチも現在は校則で禁止している。でも、生徒が卒業して大学生になり、就職すると『メークは義務』『メークぐらいしてこい』と言われると困ると思う。どうやればいいのか? 何が基本なのか? 高校生に学ぶ機会を与えてもいいのではないかと」
この日1年生全員を対象に、美容専門学校の講師から、就活メークのポイントや、メーク前後に行う肌の手入れ方法などについて講義が行われました。
「眉毛を描くと、目の額縁になるのでキリッと見える」
「まつ毛の間に入れる色は、黒ではなく、ブラウンをおすすめします」
大切なのは『隠す』メークではなく『自分の個性を出す』メークだといいます。
マインド・ビューティーカレッジ 反田真奈美教務主任
「自分の眉毛を活かしアーチ型に作ると、目が明るくなる。あまり剃らないようにしてほしい」
韓流風のメークをした男子生徒
「(メーク中)目に何をされているか分からなかったけど、目が大きくなった。男の人も化粧する時代なので、勉強になった」
女子生徒
「メークってすごい」「講義を受けて、メークをしたくなった」
安藤正晴校長
「生徒が前のめりで学ぼうとしてくれてたから、やって良かった」
安藤校長はこれまで両校で、定期テストの廃止や、学校行事を生徒主体で運営するなど『生徒を信じて、主体性を養う』をモットーに、さまざまな学校改革を行っています。
その結果、進学率が大幅にアップし、志願者も増えたそうです。
安藤正晴校長
「いろんな学校行事は生徒主体でやっているけど、(身だしなみなどの)『風紀』については(現状)学校が管理していて、生徒に主体性がない。高校生が自分でコーディネートできれば素敵だと考えている」
田村友里アナウンサー
「先生の言葉を借りると『どこまで生徒を信じるか』ですよね」
安藤正晴校長
「基本的には信じまくっている。大人がちゃんと向き合ったら、それが成長につながるということを私たちが学んできたので、それらを含めて今後を考えていきたい」
ご紹介した“TikTok校長”こと安藤校長は、このほかにも、定期テストの廃止や、学校行事を生徒主体で運営させるなど、様々な改革を実施してきました。
その結果、国公立大学や、難関私立大学(MARCH・関関同立)への進学率も大幅にアップ。
安藤校長曰く「生徒を信じることで、生徒が先生の思いに応えてくれる」とのことで、今後もアッと驚くような改革を考えているそうです。
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