去年、広島市で発生した大規模な陥没事故で、被害を受けた建物の本体を解体する工事がはじまりました。
森元たか子 記者
「きょうから建物本体の解体作業が始まりました。大型重機を使って外壁を取り壊していきます」
解体するのは、陥没現場のそばにある市営住宅2棟と、福山通運の事務所兼社宅です。
解体作業は先月からはじまり、内部にあった家財や仕切り用の壁などの撤去を進めてきました。12日はまず、福山通運の建物本体を取り壊す作業から始めました。
去年9月に起きた大規模な陥没は、広島市が発注した下水道の工事中に発生しました。
周辺の建物12棟が傾いたりひび割れたりして、立ち入りが「危険」と判断された市営住宅2棟と、福山通運の建物について市は解体することにしました。
広島市下水道局 管路課 安部真一 課長
「今後の復旧に向けた重要なステップになると考えています。工事の安全については工事車両などに十分注意した上で、工事を進めたいと考えています」
事故当時、市営住宅2棟で暮らしていた18世帯のうち9世帯は移転先が決まっていて、残りの9世帯についても住み替え先の協議が続いているということです。
今後、市営住宅も取り壊し、7月末には解体工事が完了する予定です。
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