「鯉城」の別名で知られる広島城。お堀に2024年、170匹のコイを放流したコイの養殖業者に、広島市から感謝状が贈られました。
広島市の松井市長から感謝状が贈られたのは、広島城のお堀にコイを放流した「小西養鯉場」です。
末川徹記者
「高さおよそ40メートルある広島城は、別名『鯉城』と呼ばれているが、あの広島東洋カープの由来になったわけです」
広島城は、400年以上前に戦国武将・毛利元就の孫・輝元が築きました。その周りを優雅に泳ぐのがニシキゴイです。鯉城という別名の由来ですが、一説には、かつて、このあたりが己斐浦(こいのうら)と呼ばれ、魚のコイと発音が似ていたからだと言われています。
2024年10月、コイを放流したときの映像です。数年かけて育てたコイを一匹ずつ丁寧にお堀へ移しました。小西さんがこの取り組みを始めたのは2018年です。かつては生息数があまり多くなかったようです。
小西養鯉場 小西丈治 代表取締役
「広島のシンボルはコイだと思う。鯉城と呼ばれているのにコイがいないのは寂しかった」
これまでに放流は6回を数え、計1400匹を無償で寄贈しました。従業員が毎週、水温やコイの体調管理を行うなど、ケアも欠かしません。
小西養鯉場 小西丈治 代表取締役
「キレイなニシキゴイは誰が見ても気持ちがいい。広島城の水面を彩る存在であってほしい」
広島城の活性化を願い、広島の生きるシンボルで観光客を出迎えます。
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