広島城天守の復元に向けた検討会議で、今はない小天守2棟を含めた天守群全体の復元を目指すことで一致しました。
現在の広島城天守は戦後に鉄筋コンクリートで再建されてから60年以上が経ち、耐震性の不足などが指摘されています。
有識者で作る検討会議では、①木造復元、②耐震改修、③解体の3案について比較検討が行われ、木造復元を前提に議論を続けていく方針が示されました。
また、その範囲についても、今はない小天守2棟を含めた天守群全体の復元を目指すことで一致。小天守1棟については保存図や古写真もないため、発掘調査などで復元のための資料を整える必要があるとしています。
一方で、木造復元にかかる費用については2021年におよそ131億円と算出されて以降、提示されておらず、費用対効果については今後も議論が必要となります。
広島大学名誉教授(建築史)三浦正幸 座長
「木造で復元するというのが(委員)皆さんの意見でしたから、それに向かって進んで行こうというのが決定した」
検討会議は来年度にかけて、数回にわたり開かれる予定です。
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