バスケットボールの天皇杯日本選手権、第1シードの広島ドラゴンフライズは、準決勝でBリーグ中地区2位と好調なアルバルク東京を福山で迎え撃ちました。

10年ぶりの天皇杯決勝を目指すドラゴンフライズは故障から復活した寺嶋良を3試合連続でスターティング5で起用。朝山正悟ヘッドコーチの狙い通り、ディフェンスから攻撃のリズムを作ります。

6点差を追う展開で寺嶋が中に切り込みアウトサイドの山崎稜にパス、山崎が3ポイントシュート！この黄金のホットラインで続けて得点を奪うと…さらにブラックシアーらも続き、15連続得点で一気に逆転、リードして前半を折り返します。

しかし、後半、強度を上げたアルバルクのディフェンスにターンオーバーが続出し、逆転負け。天皇杯は準決勝敗退に終わりましたが、リーグ戦に向け希望が見える試合となりました。

寺嶋　良「（右膝手術から復帰後）ここまで動けてるのは、自分の中では奇跡的な部分もあって。前半の最初の何ポゼッションかは、ディフェンスからオフェンスに良い流れを作れたのは良かった。常に精一杯やりながらチームのために戦っていけたら良いなと思ってます」

今週末は、寺嶋選手が去年3月に怪我を負った因縁の千葉ジェッツ戦です。リーグ戦へ良い流れを引き寄せてもらいましょう。