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野菜平均価格は4割高 いまだキャベツは3倍!野菜は高いけど、コロッケ60円の行列店

年末から高騰している野菜の価格について続報です。一時はキャベツ1玉500円を超えるなど食品の価格が家計を圧迫していましたが、その後どうなっているのか、広島の中央市場に聞きました!去年の1月と比べた今年の野菜の平均価格は4割高…キャベツ、ハクサイは3倍と、高止まりがつづいています。ジャガイモも前の年に比べて7割高となっていますが、夏場の高温の影響で産地である鹿児島産の出荷が遅れていることが原因となっています。そして、唯一タマネギが2割安となっていますが、理由は去年が異常に高かったためで、過去5年の平均値でみると上昇しているそうです。

広印広島青果の坂田博文取締役は「野菜の出荷量は少しずつ増えているものの、 冬もの野菜の急激な価格低下は厳しい。春もの野菜については、平年並みの出荷が見込まれているので価格の安定に期待している」と話します。

野菜の値段が上がっている中で、コロッケ1個60円の行列店を訪ねました。広島市東区東蟹屋町にある「コロッケのせきや」です。"ホックホクでジューシー”野菜は高騰していますが、価格はそのまま…1個60円のコロッケを求めて、連日開店前から行列ができる人気店です。

常連のお客さんはー
「お店を続けてもらえるなら値段をあげてもいいといつも思うけど」
「おいしい!中学校のころから来てるからもう60年になる」

「コロッケのせきや」は、1957年広島駅のすぐそばにあった荒神市場で創業。いまから28年前はコロッケ1個40円でした。現在は、3代目の小西忍さん、幸美さん夫婦にその味は受け継がれています。仕込みは前の日の午後10時からはじまり、1日に25キロほどのジャガイモを使ってコロッケ800個をつくっています。

小西忍さん
「材料費は上がっていますね。じゃがいもはまた上がりましたね。これが2倍になったら消費者には申し訳ないですけど上げさせてもらうかもしれないけど、いまのところは2倍にもなっていないし頑張れるところまで頑張ろうかな」
小西幸美さん
「ずっと大きさも材料も変えずにやっています」
小西忍さん
「子どもも大きくなったので、そんなに家族にお金がかからなくなったので質素に暮らせれば…あとは1個でも食べてもらって、安くておいしいなと食べてもらうのが一番かな」

午前9時半の開店から1時間半…いつも通り完売しました。最後にちょっと気になる話も…

スタッフ「跡を継がせないんですか」
小西幸美さん
「子どもは楽をして継ごうかなという考えなので『いや、楽じゃないよ』という話はしています。いまの状態で店を渡すとこれからもっと物価も上がるし…厳しいと思いますね」

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