19世紀後半、フランスで活躍した画家、オディロン・ルドンの作品を紹介する特別展が11日、広島市で始まりました。
「光と影の画家」と呼ばれるルドンは、幻想的な画風として知られる象徴主義の、代表的な画家の一人です。今回は200点を超す作品を紹介する、大規模な展覧会です。
ひろしま美術館 農澤美穂子学芸員
「夢の世界、彼が感じたものを自分のヴィジョンで描いたという、端から見ると、一体何が描かれているのかな?という少し不思議に思う世界を、初期は黒の色彩で、晩年は色彩豊かに画面に描いた」
ルドンは初期は、空を飛ぶ目玉など不可思議な題材を、木版画や石版画などモノクロの世界で描いています。
晩年は、一転してパステル調の明るい作風となります。女性像や神話の一場面、花瓶の花などを描いて、近代の日本の画家にも影響を与えました。
「オディロン・ルドン光の夢、影の輝き」は、ひろしま美術館で3月23日まで開かれています。
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