「サッカー界の神様」と称された元日本代表監督のジーコさんが27日、広島に訪れました。被爆80年となる2025年、チャリティーマッチを広島で開催すると発表しました。
末川徹記者
「ジーコさんの姿が見えました。穏やかな表情、笑顔で握手を交わしています」
広島市の平和公園にやってきたのは、かつて、ブラジル代表で背番号10を着けてプレーしていたジーコさん。2002年からは、日本代表の指揮をとり、言わずと知れたサッカー界のレジェンドです。
約1時間、原爆資料館を見学したのち、慰霊碑の前で献花しました。
ジーコさん
「当時は、痛みや悲しみに囲まれていたと思うが、素晴らしいヒロシマに立て直してもらって、日本はすごいと感じた。世界のリーダーたちにも毎日発信すべきではないか」
ジーコさんは、20年前から、世界の平和を願うチャリティーマッチをブラジルで開いています。毎年一度行われますが、2025年7月に「エディオンピースウイング広島で開催する」と発表しました。
ジーコさん
「チャリティーマッチをやり続けることが私の生きがい。日本でも活動できれば」
2025年は、被爆80年に加え、日本とブラジルの外交樹立130年の節目を迎えます。日本での開催は、ジーコさんの強い希望があったそうです。日本人を含めた各国のスター選手を招待したいとしています。
ジーコさん
「世界はつながっているのに戦争が続くのは信じられない。サッカーを通じて、幸せや笑顔を全世界に発信していきたい」
2025年、被爆地・ヒロシマから平和を訴えます。
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