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川上弾薬庫の環境調査を要請 広島県知事がアメリカ大使館に PFAS問題で

東広島市の瀬野川水系周辺で国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物が検出されている問題です。

湯崎知事は27日、アメリカ大使館を訪問し川上弾薬庫内での環境調査の実施などを要請しました。

アメリカ側はことし9月、アメリカ軍川上弾薬庫でPFOSを含む泡消火薬剤を1991年から2009年の間消防車の点検や訓練で使っていたと明らかにしました。

東広島市の調査では川上弾薬庫の敷地から流れ出る水から高い濃度のPFOSとPFOAが検出されていることがわかっています。

このため、湯崎知事は排出源の特定のため川上弾薬庫内での水質・土壌調査の実施と数値の公表を求めました。また弾薬庫内に原因があると考えられる場合の対応方針の公表なども要請しました。

対応したトゥ・ニューエン安全保障政策担当参事官からは「大使館としても住民の健康は非常に重要だということは理解している」などの言葉があったということです。

湯崎英彦知事
「総じて非常に前向きに受け止めていただいたものと感じています」
「コミュニケーションというか我々の懸念を具体的に理解をしていただくという意味で意義があったんじゃないかなと」

湯崎知事は大使館側の反応について「難しい問題だからといって調査しないことにはならない」という言い方だったとして期待感を示しました。
 

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