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「広島銀行」をかたる偽SMSの詐欺被害が拡大 被害額は少なくとも3400万円超に

広島銀行をかたったショートメールから偽のサイトに誘導され、金をだまし取られる被害が複数発生しています。広島銀行には被害の相談が寄せられていて、被害額は少なくとも3400万円以上に上ることがわかりました。

広島銀行によりますと、23日午後6時ごろ、広島銀行をかたって「お客様の口座の取引に関する重要な確認です」といった内容の偽のショートメールが送られていることが確認されました。

メールにはリンクも記載されていて、アクセスすると、広島銀行のネットバンキングを装ったページが現れ、契約者番号や口座番号、パスワードなどの入力画面が表示されます。

本物のログイン画面と極めて似ていて、入力して送信させることで口座の情報を入手し、貯金などを引き出すことが目的だとみられてます。

本物と酷似した偽サイト=広島銀行提供

広島銀行には、25日午後7時時点で被害に関する相談が42件寄せられ、被害額は少なくとも3400万円以上に上っているとみられています。

広島銀行は「今回のSMSは当行が発信したものではない」としたうえで、「メッセージにあるリンクをクリックしたり、偽のサイトで契約者番号や口座番号などを絶対に入力しないでほしい」と注意を呼びかけています。

また、広島銀行では、ホームページでSMSを送信する場合に使用する電話番号を全て公開しているほか、本物のサイトは原則「hirogin.co.jp」のドメイン名となっているので、見分ける判断材料としてほしいとしています。

※画像は広島銀行提供

本物と酷似した偽サイト=広島銀行提供

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