ホテル内で男子大学生に注射器でアルコールを摂取させ殺害した罪などに問われた男の裁判で、広島高裁は一審の判決を支持し、控訴を棄却しました。
南波大祐被告(34)は、自分にかけた多額の保険金を得る目的で、身代わりとして愛知県の大学生・安藤魁人 さんに4種類の睡眠導入剤をひそかに混入させた飲食物を摂取させ、広島県廿日市市のホテルに連れ込み、注射器でアルコールを摂取させるなどし、殺害した罪などに問われています。
1審の広島地裁は、有期刑の上限である懲役30年の判決を言い渡しましたが、弁護側は「自分の替え玉として安藤さんを殺害し、保険金を得る目的があったとはいえない」などとして、控訴していました。
21日の2審判決で、広島高裁の 畑山靖 裁判長は「南波被告は自分に極めて多額の保険金をかけ、替え玉保険金殺人についてインターネットで検索していて、現実の行動と結びついている」と指摘。「一審判決に事実の誤認があるとは認められない」などとして、控訴を棄却しました。
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