広島市でダンプカーと乗用車が衝突し、2人が死亡した事故を受け、現地検討会が21日、開かれました。広島県などの関係機関はソフトとハードの両面で対策を検討するとしています。
事故があった広島市安佐南区の県道で行われた現地検討会には、県や中国運輸局、警察などからおよそ30人が参加しました。
この事故は今月12日、ダンプカーと乗用車が衝突し、2台ともループ橋から転落。乗用車に乗っていた夫婦が死亡したものです。
後部座席にいた40代の娘は、現在も意識不明の重体です。
捜査関係者によりますと、乗用車のドライブレコーダーに、ダンプカーが左側の車輪が浮いた状態で、ぶつかってくる様子がうつっていたということです。
この日は、地元の住民も加わって現場の問題点を洗い出しました。
佐藤勇希記者
「事故現場に向かう坂道を実際に車で走っています。あちらが事故現場のカーブですが、ここからだと対向車が非常に見にくいです。」
「今カーブに入りました。入口よりも出口の方がカーブがキツくなっているように感じます」
警察は長い下り坂を走ってきたダンプカーが制限速度を超えた状態でこのカーブに進入したとみて調べています。
検討会に参加した地元住民
「30km/h制限て書いてあるんだけど実際は30km/hで走ってる車は少ない」
広島県 交通安全対策室 金本至弘 室長補佐
「二度と同じ場所で同じ様な交通死亡事故が起きに為の対策を考えていただく場になったのではないか」
対策としてソフト面では速度違反の取締り強化、ハード面では道路の形状の見直しや標識の追加といった案が出されました。
県は、これらの案を基に早急に再発防止策を取りまとめるとしています。
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