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市長ら給与カットや事業見直し 財政再建へ取り組み表明 財政調整期金の枯渇見通しで 広島県府中市

広島県府中市は、貯金に当たる財政調整基金が2026年度に枯渇することから、事業の見直しなどの取り組みを示しました。

これは府中市の小野申人市長が会見で説明したものです。市は来年度からの5年間で財政赤字があわせて61億円に上ると推計。これを改善し、2029年度末に基金で24億円を確保する方針を掲げています。

市の対策としては、260の事業を廃止・休止するほか、来年4月から小野市長など特別職や管理職の給与を5%から7%カットするなどとしています。

府中市 小野申人市長
「(事業の)スクラップをしながら次の施策を打っていくべきであったものを、(就任)以前止まっていた部分をやらせていただいたところが影響が出た」

上下町にある木造芝居小屋「翁座」では、3年後の開場100年に向けた改修を今年度中の設計段階で休止させます。

一方、「年収103万円の壁」の引き上げについて、小野市長は6億円の減収になるとし、「国の動向を見守ると同時に要望していく」と述べました。

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