radiko:田口麻衣noみみコミ | RCCラジオ | 2024/11/10/日 16:30-16:45
内容:「新春神楽まつり」
出演者:RCC文化センター 石橋優太さん
広島県は神楽が盛んな地域として全国的にも知られています。神様への祈りと、感謝を込めて奉納する「神楽」。その神楽を、新年早々観ることができる恒例のイベント「新春神楽まつり」について聞きました!
広島は神楽の人気が高いですよね。
そうですね!県内には300近い神楽団が活動していて公演が盛んに行われています。それぞれの神楽団にファンのかたがいらっしゃったりして、どんなお祭りでも神楽があると、それを楽しみに出かける、というかたも多いです。
まずは神楽があれば、お祭りが楽しくなる!というのはあるかもしれません。なんでそんなに人気があるんでしょうか。
もともと神楽は、豊作・豊漁を願い、病気を追いはらう儀式としても古くから舞われてきたものですが、神事としての役割を大切にしながら、大人からこどもまで楽しめるエンターテイメント性の高さも人気の理由だと思います。子ども神楽も盛んで、小さい頃から神楽に触れる機会があるのはいいですよね。
確かに、神楽の舞はかっこよさがありますし、神楽のお囃子のリズムは、大人も子供もワクワクさせてくれます。
そんな神楽をお正月から思う存分満喫できるのが、1月2日と3日に行われる「新春神楽まつり」ですね!
「ここからはじまる神楽の一年」と題して、新年を神楽と共にお祝いしようというものです。お正月ですから帰省されている方にもふるさとの神楽を観ていただきたい、という思いもあって開催しています。過去には、お正月休みを使って県外からこの公演のために広島に来る、というお客さんもいらっしゃいました。
県外からもいらっしゃるくらい人気なんですね。
では、今回の出演団体と演目をご紹介ください。
2日・3日とも、完全入れ替え制の2部構成になっています。
【1月2日(木)】
第一部
琴庄神楽団「天の岩戸」/宮乃木神楽団「紅葉狩」
第二部
琴庄神楽団「義経平氏追討」/宮乃木神楽団「大和葛城」
【1月3日(金)】
第一部
大塚神楽団「大江山」/上河内神楽団「滝夜叉姫」
第二部
大塚神楽団「土蜘蛛」/上河内神楽団「紅葉狩り」
※第一部 10:30開演 / 第二部 13:30時開演
おすすめの演目はありますか?
どれも人気の演目でおすすめなんで難しいですが、2日でいいますと、第2部の琴庄神楽団の「義経平氏追討」ですね。最近あまり琴庄神楽団が舞っていない演目なんです。元々琴庄神楽団さんのオリジナルの演目になんですが、ここ10年以上おそらく舞ってないんじゃないかと団長さんがおっしゃっていました。
3日でいうと、第1部の大塚神楽団さんの「大江山」です。神楽ファンの方だったらよくご存知だとは思うんですが、鬼がたくさん出てきて、神楽でヒーロー・正義側のこと神(しん)っていうんですけど、その神も3人出てきます。合計で6人が舞台上で合戦したり問答をしたりします。結構大きなお面の鬼が3匹出てくるので、迫力もありますし、話する内容も結構面白いので、そこに注目して欲しいです。
神楽って、まず華やかですし、観ているとなんとなくストーリーが伝わってきますが、実際の細かい部分は少し難しく感じている方もいらっしゃるかもしれません。おすすめの見方を教えていただけますか。
神楽は基本的に勧善懲悪の話ですから、難しく考えずに楽しんでいただきたいです。たくさん見るうちに、それぞれの神楽団の特徴も見えてきたりします。演目のあらすじなどを書いたパンフレットをお配りしますので、そちらを見ていただくとさらにわかりやすく、深く楽しめると思います。お囃子の音も賑やかで楽しめますから、新年を神楽で迎えていただけると嬉しいです!
「2025年 新春神楽まつり」
●日時
1月2日(木)・3日(金)
※両日とも、第1部が午前10時半開演、第2部が午後1時半時開演
●場所
広島県民文化センター
●チケット
RCC文化センター、チケットぴあ、エディオン広島本店プレイガイド、広島県民文化センターなどで販売中
● お問い合わせ
RCC神楽実行委員会 082-222-0044
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