広島カープの日南秋季キャンプは、第1クール最終日。末包昇大 選手(28)は「打撃フォームをいちから見直す」ことをテーマに掲げています。新たな挑戦をするキャンプ参加 “最年長選手” を朝から追いかけました。
広島カープ 末包昇大 選手
「おはようございます」
― 第1クール最終日、いかがですか?
「もう、ボロボロです」
― きょうも長い練習が予想されますが?
「自分の課題と向き合って、しっかりと一球一球、大事にやっていきたいなと思っています」
― きょう1日、追わせていただくので。
「よろしくお願いします(笑)」
末包が練習を始動させたのは、全体練習が始まる朝9時。7日もほとんどの時間をバッティング練習に費やします。1時間目は、朝山東洋 打撃コーチとマンツーマン・レッスンから始まりました。
新井貴浩 監督からも打撃フォームをいちから構築し直す指令が出ている末包。長所を残し、短所を克服するために、上体が前のめりにならないようなバッティングフォームを意識します。2000年代、西武で活躍したカブレラのような姿勢を参考に、頭を後ろに残す意識を勉強中です。
2時間目は、場所を屋内練習場に移して、新井良太 打撃コーチからのマンツーマン指導。
ここでは変化球の対応について研究。前日のティーバッティングで得た、よい感覚を実際のバッティングにも落とし込めるように、その動きを確かめました。
3時間目は、グラウンドでのバッティング練習。重点的にバットを振り込んでいる、ことしの秋季キャンプは、選手たちのスイングが1日に1000回を優に超えています。
すでに末包の手はボロボロで、できたマメがはがれ、やけどのようになっているそうです。それでもガチガチにテーピングを固め、痛みをこらえながら打撃の向上を図ります。
4時間目は、サブグラウンドに移動して3人のコーチ立ち会いのもと、ファースト守備の捕球の練習です。
一見、そこまでしんどい練習には見えませんが、すでに連日の猛練習でパンク状態の太ももに強い負荷が加わります。
そして、午前練習の締めには坂道ダッシュ。しっかり最後まで追い込んで、長い長い午前の4時間練習を終え、午後の紅白戦に備えます。
末包昇大 選手
「はい。(体)バキバキです。想像以上の練習量でびっくりでした。3年間で経験したことのなかった感じだったので、そこはびっくりしましたし、自分の野球人生の中でもトップ3ぐらいに入るしんどさだったので、すごく久しぶりにこういう感覚だなっていうのはありますね。ただ、数をやって、そういう自分のバッティングの練習はたくさんできているので、いいことかなと思いますし、しっかりとそのいい部分だけを体に染み込ませて、今後も数をやっていきたいなと思います」
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