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劇薬「アドレナリン」を紛失 救急車のカギ棚から消える「見つけても開封せず連絡を」点検怠ったか… いつ紛失か分からず 東広島市消防局

東広島市消防局は15日、救急車に保管されていた劇薬「アドレナリン」を紛失したと発表しました。

紛失が確認されたのは、東広島消防署東分署の救急車内に保管していた救急用薬剤「アドレナリン」1本です。

市消防によりますと、14日の点検時に6本あるはずの「アドレナリン注 0.1%シリンジ(1ml)」が5本しかないことに気付き、在庫を確認したところ、1本の紛失が発覚したということです。

アドレナリンは、心肺停止状態の患者に使用する薬剤で、「劇薬」に指定されています。

市消防によりますと、アドレナリンは、救急車内のカギが付いた棚に保管されていました。7月22日に2本使用した後、補充をしたことまでは確認できているということですが、それ以降、毎朝行う点検で薬剤の本数を数えておらず、いつ紛失したのかは分かっていないということです。

市消防は15日に東広島警察署に紛失届を提出するとともに、管内の救急車の薬剤保管状況を緊急点検。ほかの救急車から同様の紛失は確認されていないとしています。

市消防は「市民の皆様にご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます」としたうえで、薬剤を発見した場合は開封せず東広島市消防局警防課へ連絡をするよう呼びかけています。

提供:東広島市消防局

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