10日、広島市のポンプ場で、電気設備工事の作業をしていた男性が、飛んできた滑車にぶつかり死亡する事故がありました。
事故が起きたのは、広島市船越ポンプ場です。
警察や広島市などによりますと、10日午後1時45分ごろ、配電盤のケーブルを、ウインチと呼ばれる機械を使って建物の中に引き込む作業をしていたところ、床に固定していた滑具が破断しました。そして、大きさが30センチほどの金属製の滑車がおよそ20メートル飛ばされ、作業をしていた男性(59)にあたりました。
男性は、胸を強く打ち心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認されました。男性は広島市が発注した電気設備工事の、二次下請け業者の作業員でした。
当時、現場では数人が作業をしていましたが、ほかにけが人はいませんでした。
警察などは労災事故として原因を調べています。
※記事内容の日付に誤りがあったため訂正しています。
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