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カリスマスポーツ記者「覚悟の巨大記事」

 「どうしたデイリー」。そんな声が聞こえてきそうである。今朝のデイリースポーツ広島版に、異例の「10段トップ記事」でRCCラジオが取り上げられた。カラーだ。
 タテ30cm×ヨコ24㎝。普段は、カープ選手の活躍や人気のゴルフについての記事が目立つ欄である。
 令和4年度文化庁芸術祭賞・大賞に輝いたラジオ番組「生涯野球監督 迫田穆成」について取材されている。普段は、関西ではタイガースファンに絶大な人気を誇るデイリースポーツだが、広島では地方面を組み地元の話題を充実させている。
 それにしても、カープやゴルフ以外では異例である。記事を担当したのは西下純記者。高校野球やプロ野球の第一線でキャリアを積んだ、業界のカリスマである。
 「いやぁ、快挙ですから。私も高校野球が好きで、番組も聞きました。1時間があっと言う間でした」
 番組にほれ込んだ氏は、「快挙」「地方局の矜持」「中央に勝った」とインパクトの強い言葉を惜しまずに並べた。
 すでに名物プロデューサーとして名を馳せるRCCラジオの増井威司氏も、破格の紙面に驚きを隠せない。その仕事ぶりのハードルが数段高くなることは必至だろう。 
 是非、駅やコンビニで紙面を。20面を目にし、驚いて欲しい。しかし、甲子園開幕前にこういった紙面を合わせてくる西下氏に手腕にも、同業者は「やはり凄い」と賛辞を惜しまない。

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