「ニセ警察官詐欺」で、広島県呉市の男性(70代)から2億円あまりの暗号資産をだまし取ったとして、広島県警は14日、大阪市阿倍野区に住む自称、飲食店従業員の男(31)を詐欺の疑いで逮捕しました。
この特殊詐欺事件は、広島県内で過去最悪の被害額だということです。
男は「道具屋」で、特殊詐欺に使われる「電話交換機」を設置したとみられています。
「大阪府警です」とメッセージ
警察によりますと、男は他の複数人と共謀し、2025年11月ごろ、警察官になりすまして、広島県呉市の男性(70代)に「大阪府警です。お聞きしたいことがあるので連絡してください」と、電話番号付きのショートメッセージを送信。
その後、「東南アジアを拠点とした詐欺グループの一件にあなたが関わっている」「あなたの取引を分析するので、あなたの資産を暗号資産に変えて送金する必要がある」などとうそを言い、今年1月までに、約2億267万円相当の暗号資産を送信させて、だまし取った疑いが持たれています。
男らは、偽造した実況見分調書の画像などを閲覧させて男性をだましたとみられています。
警察の調べに対し、男は「全く身に覚えがない」と容疑を否認しています。
道具屋として「電話交換機」を設置か
逮捕された男は「道具屋」と呼ばれ、特殊詐欺に用いる「電話交換機」を設置する役割だったとみられています。
この「電話交換機」は、国内外から発信された電話を、別の電話番号を経由して偽装することができるといいます。
男は、この電話交換機を大阪のレンタルオフィスに設置したとみられています。
男が設置した「電話交換機」を使用した特殊詐欺事件は、これまで全国で90件発生していて、被害額は約7億3000万円にも上るということです。警察は、警察は事件の全容解明に向けて捜査しています。



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