広島市内の神社で出会った始まった、若手の異業種3人のコラボレーション酒「一味神水(いちみしんすい)」。

その3度目となる酒造りに向け、広島県三次市の農家が育てた原料となるコメが収穫期を迎えました。田んぼでは、収穫の無事と酒造りの成功を祈る稲刈り神事「抜穂祭」が行われました。

出会いは「神社の野菜市」異色の3人が結成したプロジェクト

「一味神水(いちみしんすい)」。団結を誓う儀式が由来の言葉です。広島市の空鞘稲生神社の野菜市で出会った神主、酒の杜氏、コメ農家の若手3人がコラボしてこれまでに2度製造・販売しました。

安田農産 安田剛代表(35)
「病気も出てないし、おそらくいいんじゃないですかね」

3度目の酒造りに向け三次市のコメ農家・安田剛さんが作ったコメが実り、2日、稲刈り神事、抜穂祭が行われました。祭主は空鞘稲生神社の内田久紀さんが務めます。

お供えの稲穂は安田さんの妻・結花さんが刈りました。

伝統を守る秘訣は「新しいことをし続けること」

実はこの取り組み…コンセプトは伝統を守りながら新しいことへの挑戦です。

空鞘稲生神社・内田久紀禰宜(42)
「ずっと守るだけでは、下を向いちゃうんじゃないかと思ってて、新しいことをし続けるってことが、続けていくことの秘訣なのかなと思ってる」

その一つがコメです。今回、安田さんの希望で「いのちの壱(いち)」という、ごはんで食べておいしい主食用のコメで酒造りに挑戦することになりました。醸すのは広島市の旭鳳酒造の濵村洋平さんです。

旭鳳酒造 濵村洋平杜氏(37)
「食用米らしいというか、おコメのうま味をしっかりと引き出す。この稲穂だったりとかそういうイメージが浮かぶようなお酒をこれから作りたいなと思ってます」

女性客
「美味しい。何かすごく飲みやすくって」

去年は上々の評価を得られたコメで作った酒。3度目の「一味神水」はどんな味になるのでしょうか?仕込み作業は2027年、年明けに行われる予定です。