広島市議会は、議員の定数を維持したまま、広島市中区を1人増やし、安芸区を1人減らす「1増1減」の条例改正案を可決しました。
議員定数の見直しを巡っては、去年7月から議会内で議論が続いていました。

最新の国勢調査では中区の人口が南区を上回りました。しかし中区の定数が6人なのに対して南区は7人と、人口の多い中区のほうが議員が少ない「逆転現象」が起きています。
この「逆転現象」を解消し「1票の格差」を是正するため、議員定数を見直す2つの条例改正案が提案されました。
自民党 市民クラブ 水野考 議員
「議会として改革を前に進め、自らが率先して身を切ることがいま市民に一番強く求められています」
改正案の1つは最大会派「自民党市民クラブ」などが提案した議員全体の定数54人を51人に減らす案。南区・西区・安芸区をそれぞれ「1減」として、あわせて「3人」減らします。

もう1つは公明党が提案した、全体の定数は維持したまま中区を1人増やして安芸区を1人減らす「1増1減」案です。
採決の結果、全体の定数54人は変えずに「1増1減」とする公明党の案が可決されました。

【可決】「1増1減」案提案 公明党 西田 浩 議員
「(1増1減で)法律に則った正常な形になりました。皆さんの声をきちんと市政に反映させる、届けていくという役割が議員にあると思います。当面、議員の定数は減らす必要はないと思っています」
【否決】「3減」案提案 自民党市民クラブ 水野 考 議員
「市民の皆様にも3減を期待してくれる方が多くいたと思っています。広島市の人口が減っていく中で、議員の数だけ一緒というわけにはいかない」
可決された新たな定数は来年春の市議会議員選挙から適用されます。
9月定例会ではこのほか、議員に交通費などの名目で支給する「費用弁償」を減額することも決まりました。
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