「流しのブルペンキャッチャー」として長年アマチュア野球を取材しているスポーツジャーナリストの安倍昌彦氏(71)。21日に迫ったドラフト会議の注目点と、今の広島東洋カープに合う候補選手を挙げてもらいました。

高校時代のダルビッシュ有や大谷翔平の球を受けていた安倍昌彦氏
Qまず2026年のドラフト候補の特徴は??
安倍昌彦
「ことしはポジション的には**ピッチャー(が豊富)ですね。キャッチャー、内野手が少ない。非常に少ない。外野手はまあまあいる。**特に大学、社会人にいる」
Qいまのカープの戦力は?
安倍昌彦
「ことしは**”未曽有の大危機”・・・非常時ですよね。小園選手や田村選手が(自由契約となり)いなくなった。さらにFAでもしかすると坂倉選手、床田投手、森下投手までいなくなるかもしれない。こんな未曾有の危機、大ピンチだと思いますね。だから補強ポイントは全て**ですね。個人的にはそういう時は全てのポジションを大学・社会人の選手の即戦力を残っている限りなりふり構わず6人でも7人でも8人でも支配下で取るべきだと思います」
“全ポジションを補強すべき”というカープに安倍さんが提言する指名戦略は?
安倍昌彦
「1位と2位はピッチャーでいくべきだと思っているんです。ドラフトっていいピッチャーはだいたい上位24人(1位・2位指名まで)でほぼいなくなるので・・・」

Qカープにマッチする選手とは?
安倍昌彦
「1番は青山学院大の“鈴木泰成”君。先々エースになれるピッチャーってなかなか出てこないです。大瀬良(大地)投手に失礼かもしれないけど彼の九州共立大学の頃よりは0.5ランクぐらい上だと思います。タイプはよく似てます。ああいうマウンドで立てて非常に存在感の大きなピッチャーです。(世代ナンバーワンは)間違いないと思います」
青学大・鈴木に次ぐ高評価!今のカープにマッチする選手は?
Q続いて2位で獲れたら・・・という高い評価の選手は?
安倍昌彦
「『2位に残っていてくれ・・・』という選手が“関西”にいます。でも宮原廉君(崇徳出身・近大)じゃないんだ。関西には今年いいピッチャーが多いんです。それが大阪商業大学の“星野世那“君っていう左ピッチャーです』

最速151キロの直球とチェンジアップが武器の大商大・星野に注目
安倍昌彦
『この4年間でものすごく成長した。彼の何が僕がいいかというと**“性格の強さ”。なかなかへこたれない。**大阪商業大学っていうチームがいい意味で昭和チックなチームなんですよ』(C髙太一、L渡部聖弥、Sh鈴木豪太らが卒業生)
『非常に厳しい練習量と雰囲気の中で4年間もう鍛えに鍛え抜かれるんですね。プロに行くと大体上のレベルで通用しているんですよ。是非とってほしいと思う。今ちょっとしょげている・・・しょんぼりしてるカープの中にやっぱりなかなかへこたれない、頑張れる選手は絶対必要だと思います。だから僕は1位でもいいと思います」
小園・矢野・前川が自由契約となり補強が急務の“内野手”の注目は?
Q1位、2位はピッチャーを推されましたが3位は?
安倍昌彦
「社会人の鷺宮製作所(東京)にいいショートがいる。それが“島野圭太”君』

G竹丸和幸投手ともプレーしていた島野圭太内野手を推す!
「打順は1番、ショートで右投げ左打ち。**1番いいのはディフェンス。**フィールディングも非常に素晴らしいですね。肩も強いんだけど強く投げようとしすぎない。だから高くふかした送球ミスがまずない。足が速い。盗塁もできる。打撃もホームランは(多く)打てないと思うけど非常にシュアなものジャストミート能力は持ってる選手です」
“未曾有の大危機”というカープ・・・成功のポイントを安倍氏が語る!

ドラフトのカギを語るスポーツジャーナリストの安倍昌彦氏
Q最後に「成功した」といえるドラフトにするために大切なコトは?
安倍昌彦
「まずドラフトっていうのは基本的にはものすごく運に左右される制度なので、まず1位に指名した選手を重複したらクジで取る。取れればまずそれで大成功。毎年そうですけど。そして特に今年みたいな大ピンチの年は『この選手が1番欲しいんだ』っていう選手が取れるか取れないかってめちゃくちゃ大きいと思います。さらに言うと『2位で取りたいと思っている選手が2位で取れるかどうか。上位2人に決めた選手が取れるかどうか』。毎年どこの球団でもそうなんだけど、特に未曾有の大危機に見舞われているカープにとってはそこが1番大きいと思います」

安倍氏がイマのカープにマッチすると語った候補選手3人

投手や外野手に比べ捕手と内野手は少数精鋭と分析

全てが補強ポイントだがそれでも投手の上位指名を推す安倍氏

カープの未来について熱く語る安倍昌彦氏
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