領海の警備や災害対応などを担う海上保安庁の大型巡視船が、拠点の広島港に初めて入港しました。
全長120メートル、総トン数3500トンの大型巡視船「ひろしま」は、25日朝、拠点の広島港に到着しました。瀬戸内海と愛媛県沖の宇和海を管轄する第六管区海上保安本部への配備は、練習船を除くと初めてです。
大型巡視船導入の背景に 領海めぐる情勢
政府は「大型巡視船」の配備を全国で進めていますが、その背景には、尖閣諸島の周辺海域で領海侵入を繰り返している中国海警局の船の大型化・武装化などがあります。

巡視船「ひろしま」には40ミリ機関砲や遠隔放水銃が搭載されているほか、高性能なカメラで夜でも船を捕えたり、行方不明者を捜索したりできるということです。船の側面には停船命令などを多言語で表示する機械も設置されています。
巡視船ひろしま 潮平 篤 船長
「2018年に尖閣の対応船に乗船していた頃よりも、さらに厳しい状況が続いていると耳にしている。そういった意味でも、本船の能力が遺憾なく発揮できると思っている」
災害対応にも期待
今後は、ほかの管区に配備された船と交代しながら領海警備にあたりますが、一方で、地震や豪雨災害などが起きた際にも、被災者の支援にあたります。

潮平篤船長は「沢山の人を乗せられ、水を補給することができる機能も備えているので、激甚化する災害の被災者支援で有効活用できると思っている」と話していました。







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