広島電鉄は観光需要の高まりなどを受け、約30年ぶりに貸切バス事業を本格的に再開します。

広島電鉄の新たな貸切バスは24日、エディオンピースウイング広島でお披露目されました。車体は鳥の羽を模してデザインされていて、瀬戸内と山並みをイメージしたさわやかなカラーリングです。

大型バスが5両と中型バス1両が導入され、巻き込み事故を防ぐ警報装置を初めて装備しています。運転するのは約800人から選抜された14人で、路線バスと兼務します。

撤退と再参入 30年で変わった貸切バスを巡る状況

広島電鉄は価格競争の過熱などを受け、30年ほど前に貸切バス事業から撤退していました。今回再び参入する理由として、国が公示運賃を引き上げ価格競争が落ち着いたことや、全国的なバス運転手不足で、団体需要の多い春や秋に貸切バスの供給が追いついていないことを上げています。

広島電鉄バス事業本部長の河野文彦さんは「修学旅行などのハイシーズンと、大型クルーズ船来港などのインバウンド関係が重なった際、県内にある貸切バスだけでは全く対応できていない」と話していました。

運行は10月1日からで、すでに修学旅行など70件以上の予約が入っているということです。