東京都で16日、マンション11階のベランダから5歳の男の子が転落し死亡しました。おととしまでの約30年間で、同様の事件は134件起きています。子どもの転落を防ぐため、ベランダや窓の周りで気をつけるべき5つのポイントを確認します。
東京都北区のマンションで16日午後、5歳の男の子が11階から転落しました。男の子は病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。警察によりますと、男の子と母親は午後1時ごろ買い物から帰宅。母親は荷物を運ぶため、車と部屋の間を往復している最中で、男の子は部屋に1人だったということです。

ベランダの手すりの高さは120センチほど。ベランダに踏み台に出来るような物はなかったものの柵が格子状になっていて、そこに足をかけて乗り越えた可能性があるということです。
同様の事故で 6歳未満の小さな子ども 130人以上亡くなる
消費者庁によりますと、6歳未満の子どもが窓やベランダから転落して死亡する事故は、1993年から2024年までの間に全国で134件起きています。

おととし4月には、広島市中区の高層マンションでもベランダから当時3歳の女の子が転落して死亡しました。警察によりますと、女の子は踏み台を使って自宅のベランダの柵を乗り越えたとみられています。
「後付けで補助ロックを…」マンションに住む保護者が意識していることは?
広島市の公園で、保育園に通う子どものいる保護者のうち、マンションに住んでいる人に、意識していることを聞きました。

5歳と1歳の子どもが居る母親
「物を置かないようにはしている。お母さんの気持ちを考えると心が痛い」
6歳の子どもが居る母親
「角部屋なのでサイドに窓が3つある。少ししか開かないように後付けで補助ロックをつけている」
3歳と1歳の子どもが居る母親
「買い物から帰ってきて、車に荷物を取りに行きたいから子どもだけ部屋に置いておく気持ちはすごく良くわかる。1人は大人が家に居て、もう1人が荷物を取りに行くようにするように気をつけてはいる」
子どもの転落事故を防ぐために ベランダで確認すべきことは
消費者庁は、ベランダや窓からの子どもの転落事故を防ぐために、5つのポイントをまとめたチェックリストを作成しています。

ベランダのチェックポイントは3つです。
・ベランダに物が置かれている
・室外機がベランダ⼿すり壁の近くにある
・⼿すりの仕様がよじ登りやすい/すり抜けやすいものになっている
椅子やプランターなどの物や室外機は、踏み台の役割を果たしてしまいます。室外機の移動が困難な場合は、柵などで囲うことによってよじ登りにくくすることが有効だということです。
窓から転落の可能性も 窓の周りで確認すべきことは
窓のチェックポイントは2つです。
・窓の近くに家具が置かれている
・窓の鍵に⼦どもの⼿が届く

鍵に子どもの手が届いてしまう場合は、上部の窓の桟(さん)など、手が届かないところに、もう1つ鍵を取り付けることが推奨されています。
チェックリストは、消費者庁のウェブサイト「住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故」からダウンロードが出来ます。


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