猛暑と雨不足は、広島県三次市のダムで、水不足とともに深刻な事態を起こしています。三次河川国道事務所では、灰塚ダムの貯水池でワカサギが大量に死んでいるのが見つかり、その数は、1万匹にも上ります。

三次市の灰塚(はいづか)ダムでは2日からある異変が起きています。

大塔崇史記者
「灰塚ダムでは7月以降の雨量が少なかったこともあり、水位が2.5m下がっているといいます。その影響もあり、ワカサギが大量に死に水面に浮いています」

ダムの水温は30℃まで上がり…

生臭いにおいが漂う中で、ワカサギの回収作業…。4日からおよそ1万匹が回収されました。

三次河川国道事務所によりますと、ワカサギが適応できる水温の上限は26度前後ですが、記録的な猛暑によりダムの水温は30度まで上がっているということです。

三次河川国道事務所灰塚ダム管理支所 森脇孝洋さん
「びっくりですね。小魚がこんなにたくさん死ぬっていうことは今までなかったと思います」

貯水率は例年の9割から6割に

例年は、この時期9割近くあるはずの貯水率が、雨の少なさなどから6割ほどまで低下しているといいます。

4日は待望の雨でしたが、雨脚は終始弱く、水不足を解消する恵みの雨とはなりませんでした。

三次河川国道事務所灰塚ダム管理支所 森脇孝洋さん
「今年は水が、かなり少ない状況。来週、雨が降るということなので、期待したい」

水不足、地元からは不安の声も

貯水率が5割を切ると取水制限が行われるため、地元の人も心配しています。

地元の住民
「この夏は、雨が全然降らない感じだった」
「ダムの水位が下がると、ちょっと困ります。雨が降ってくれることを願うしかない。取水制限があるようなことは、ならない方がいい」

ダムの管理支所は水質の監視を続けて、さらなる影響が出ないか注視していくとしています。